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幼馴染と発情期
第24章 出戻り



梨乃は高校生の頃うちでバイトに来た事があるだけあって店の仕事もちゃんとこなしてくれた。


配達から帰ると、梨乃が接客をしていて…梨乃と結婚したらこんな感じなのか。


「健介!何店の前でぼーっと突っ立ってんだ!?」

「突っ立ってねぇよ」

「…梨乃ちゃん見てたな?」

「違っ!」

「我が息子ながら分かりやすいな!あんな美人で良い子が幼馴染みなんだからもっと前から捕まえておかねぇから、こんな遠くから眺める事になるんだ」


親父に絡まれていると、ちょうど接客を終えた梨乃が店の外にいる俺たちに気付いて可愛い笑顔で手を振ってくれる。


マジで高校卒業するまでにもっと梨乃に好かれる努力して告っておけばよかった。


でもなぁ…マジで脈なかったからな。


店に入ると、ちょうど母さんが奥から出てきた。


「お昼出来たから、梨乃ちゃんと健介お昼にしておいで」

「あぁ」

「はーい、お昼いただきます」


梨乃と店から繋がっている俺の家に入って、リビングに向かった。

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