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幼馴染と発情期
第24章 出戻り
「健ちゃん、外暑かったでしょ?汗ビッショリだよ」
「あぁ、めちゃくちゃ暑かった!早く夏終わらねぇか……な」
梨乃はなんと俺の額の汗を自分のハンカチで拭ってくれる。
「梨乃!ハンカチ汚れるからいいって!」
「ごめ…嫌だったよね…」
「嫌とかないから!…けど…梨乃のハンカチ汚れるし…」
「健ちゃんの汗だったら全然平気だよ?」
なんでた!?昔は全然脈なかったのに…梨乃がやたら積極的じゃないか!?
少し気まずい雰囲気になってしまって、俺たちは黙って母さんが用意した昼ご飯を食べ終えた。
もしかして…結婚生活に不満があるのか?
「…梨乃……あのさ…その……今の生活に不満とか…不安とかあるのか?」
「へ…?」
「いや、違ってたらごめん!」
「……さすが健ちゃんだよね…ふぅッ…やだ……健ちゃんがそんな事言うから…ふえっ…涙出て来ちゃった…」
マジかよ…泣くくらい悩んでるのか?
俺は急いで使っていないタオルを取って、梨乃の横に移動して梨乃の涙を拭おうとした。