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君の弱点と私の本性
第3章 もらってもいい




京ってロールキャベツ男子なのかもしれない…


そう思ったのはこの1週間を振り返れば頷ける。


とりあえず、付き合ったあの日はあの後…

「このまま一緒にいたら、俺本当に椿のこと犯しちゃうから帰るね、明日は一緒に学校行こうね」

そう言っておでこにキスを落として帰って行った。


その次の日、同じ電車に乗って学校に向かう時はなんだか大人しくて会話もあまり弾まなくて思わずどうしたの?って聞いたら

「いつもよりスカート短くない?なんで?他の男に見せたいの?」

なんてヤキモチを妬いてて…その日も放課後は私の家に来てたくさんキスをして帰って行った。


また次の日は電車の壁際に私を押し付けてキスをしてきた、かと思えば教室ではお似合いだな!なんて茶化しにもヘラヘラ笑って放課後も断れないからって映画研究部に行ってて。


そして一昨日は私に一切触れなくて、授業も30分受けて単位を貰えばどっかフラッといなくなってて何してたの?と聞けば人が変わったように

「椿、椿…好き…椿かわいい」

そう言いながら首筋にキスマークをつけてきた。


そして今日、体育の時間に擦り傷を作った私は保健室に向かったら京がベッドにいて、しかも保険医の先生とやたら親しくて私と2人きりの状況をつくったのにも関わらず、ただ私を抱きしめて次の授業まで眠りこけていたのだ。

放課後の今だって。

「だから、私はクラス委員で放課後予定があるの、京…ごめんね?部活でも行ってきたら?」

昼休みは一緒に過ごす約束をして、2人でご飯を食べている時にそう告げたら拗ねてしまった。

最近は私も京の前だと素でいられるし、抱きしめられると落ち着くようになってきた。

「やだ、椿と一緒にいたい、椿、エッチしよう」

「!!!!!!」

むせこむ私を不機嫌そうな目で見つめてくる。









「俺、椿の全部もらってもいい?」






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