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君の弱点と私の本性
第3章 もらってもいい





「椿……………俺は、無理矢理なんて望んで無いよ」


うん…、知ってるよ、だって京はこの1週間私の本当に嫌なことは1度もしてないもの。

だから、安心して全部をあげられる。


確かにエッチしようなんて言われたら身体目当て?とか思っちゃうけど…京の口からそう聞けただけで充分。


「わかってないなぁ、女の子だってエッチしたいって思うんだよ
もしかして、京って童貞なの?」

茶化したようにそう聞けば、いつかも見たことのある目を見開いた驚いた顔。

「童貞っていいじゃん、そんなの椿は気にする必要ないよ
それより、椿の口から聞きたいことがあるんだけど…」

耳まで赤くなってる京に愛しい気持ちが溢れてそれが声になった。


「待っててくれてありがとう。

私は京が好きだよ」


この腕の温もりを抱きしめたまま私は自分からキスをした。


「ありがとう椿…俺の、俺だけの、かわいい椿」


後頭部を固定して、今までの触れるだけのキスが姿を消した。


「ふ…ぅん…」



くちゅっと京の舌が私の中に入って、思わず逃げそうになった私をグッと近づけさらに深く入ってくる


歯列をなぞられ上顎をくすぐるようにクルクル回し戸惑う私の舌を捕まえたら吸い付くように絡めて

「…ん、………ぅ…ん……んんっ」


どっちかわからない唾液が流れ込んできてまるでそれは媚薬みたいで、気持ちいい所ばかり刺激されて

下半身の疼きは収まらなくて、快感が本能を呼びおこしてくる。

そうしていると、知らず知らずに私の腰がゆるゆる動いて股にあたる硬い物が何か分かってさらに押し当てるように動いてしまう。


名残惜しく離れた唇と、絡み合う唾液をコクンと飲み込めば優しい顔をした京が耳元で囁いた。



「やっぱり、こうやって自分ので押し当てるなんて椿はM気質があるんだな…」







その声にすら、ビクンと私の身体が反応した。







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