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君の弱点と私の本性
第4章 全てに刻みたいよ





ちゅ、ちゅ、ちゅっと何度も何度も角度を変えて啄ばむように唇を重ねつつも、片手はネクタイを解いてベストのボタンを外して、そしてスカートのホックを外した、最後にブラウスのボタンを全て外した。


「椿、綺麗…、白くて、でもちょっと赤くなってる…恥ずかしい?」

前髪をわけて視界のはっきりした私は京の目を見れなくて視線を横にずらしてキスだけで染みを作ったショーツを悟られないように必死になっていた。


「このブラジャー、初めて俺が見たやつと同じだ、可愛い、でもエッチだね?後ろにホックないんだね」

艶のある笑みを私に向けながらパチンとフロントホックを外した。

瞬間、締め付けのなくなった胸はいとも簡単に京の前に晒されて、羞恥心がこみ上げてきた。


「やぁ!恥ずかしい…」

両手で隠そうと胸元でクロスさせたら真っ赤な顔をした京が

「まって椿、それやばい、ここ見えてるよ?」

ツンッと腕からはみ出た突起を突ついた。

「んっ」

キュンキュンしてる下半身が触って欲しくて、熱い情事のさなか、私ってこんなにエッチなんだ…なんて冷めた事が頭に浮かんだ。


「椿、もうだめ、俺だけの椿」

タガが外れたかのように私の両腕を京は片手で頭の上に抑え込み、ペロリと胸を舐めてきた。


「あっ…、んん…んっ、んぁ…」

チュウっと強めに吸われたり、あえて突起の周りを焦らすように舐めたり、空いた方は手を使って突起を挟めたまま形を変える様に揉みしだく。

「もう、ビンビンしてるねエッチな乳首。

ピンク色でやらしいね、誰も触ってない証拠だね」


言葉でも私をエッチな気持ちにさせる京におねだりをした。

「京っ…きょ、お!もっと…もっと……してっ」


ギュッと目を瞑ったままそう言えば、キスをされて、口内を荒く、でも優しさを残したまま蹂躙した。


「椿、椿の中に全てを刻みたいよ」


「きょぉ…全部ちょ…だい!」









京の手で、京の全てで私を愛して…






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