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君の弱点と私の本性
第1章 付き合って


教室に入ると普段は声をかけてこないクラスの子達が私の元に来た。

「あ!椿さん!トップ50見た?椿さん、首席じゃないって本当!?」

「私も聞いたぁ!獅童君に負けたんでしょ?悔しくなぁい?」

「そうそう、獅童ってあのダサいやつでしょー!たしか漫研に入ってるっていう」

「えー?違うよお!映画研究部だよ〜!」


な、なに…?私のプライド砕いた挙句獅童の話なんてし始めるなんて…


「ふざけてんのかよ」


ぽそと心の声が音を出てしまった、ヤバイと思い口元を隠せば

「あっやだ!ごめんね、椿さん!突然声なんてかけちゃって!2年のテスト時はがんばってね」

「じゃぁね〜!
あ、てか由美由美!私聞いてほしーことあるのぉ」


私の呟きに気づいてはいないと思うけどクラスの子達はそのまま後ろの席へと固まって今度は隣のクラスの男子の話をしていた。


もう…なんなの!


私はとりあえず窓側1番目の、それこそ獅童とは対角線にある自分の席に座った。


次のテストは2年の5月か…

まだ先の事だと油断はいけない、どうにかして獅童に勝たなくちゃ!


「あれ?」


でも待って、さっきの子達が言ってたけど獅童は漫画研究部?それとも映画研究部?


それ以前に獅童ってあんまりどんな奴かわからないし…


ピン!と頭に電球マークが付く位、私は閃いた。



そうよ、あいつの…獅童の弱点でも探ってやろうじゃない!


タイミングも良く学期末も終わってるし中学生の入試や卒業式とかで学校に来る回数も少ないし、短い期間の中でゲーム感覚で見つければ良いのよ!…どうせ私はクラスの子達と仲良くもないし家に帰っても勉強しかしないんだし邪魔されずに出来るしね!





こうして、私は獅童 京の弱点探しを始めた。





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