この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白い飛沫(しぶき)
第10章 順也と理恵…それぞれの道
僕と香織との交際は順調だった。
デートは、もっぱら近くの公園か郊外の映画館。

「ねえ、夏休み。どうする?」

公園の木陰でベンチに座って雑談をしている時に、
唐突に香織が問いかけてきた。

「どうするって?」

「旅行に行きたいなあ~。なあんてね」

「旅行?」

それって・・・それって・・・
お泊りってことだよね?
お泊りってことは・・・だよね?

「2人っきりで?」

「もちろん」

顔が自然とにやけてしまう。
なんか、いろんな楽しい事を考えただけで
鼻血が出そうになっちゃう。

「旅行って言っても
そんなに遠くでなくていいの。
隣県の観光地でもいいのよ。
もっと簡素に海水浴キャンプでもいいの。
順也くんと24時間ずーっと一緒にいたいの。
ダメ?」

ぶんぶんと首を振った。
全然ダメじゃないっすよ。


「24時間ってことは・・・
寝るのも・・・一緒?」

コクンと首を縦に振る。

むふふ・・・ついに童貞くんともおさらばだあ。
ちょっと待てよ。
それにはまず先立つものが必要じゃん。

とりあえず夏休みの最初の十日間、
必死にバイトをすることにした。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ