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白い飛沫(しぶき)
第10章 順也と理恵…それぞれの道
「順也くん、バイトがんばってるわねえ」
里中さんが日焼けした小麦色の笑顔で話しかけてくれた。
「里中さんが紹介してくれたバイトですもん。
僕がんばっちゃいます」
僕は中学校の先輩である里中さんの紹介で
コンビニの短期バイトに精をだした。
「私も順也くんがパートナーだとやりやすいし、
ほんと助かるわあ」
「しかし、意外だったなあ。
里中さん、テニス辞めちゃったなんて」
「肘をこわしちゃってね。
おかげで夏休みはバイト三昧よ。
それより、短期バイトだなんて
一体なにが目的?
なにかの軍資金集めなんでしょ?」
さすが里中先輩。するどい。
「いやあ、じつは香織と海へ行こうかなあ、
なんて」
「彼女と海かあ。いいねえ。
私もついて行こうかなあ」
「えっ?」
「あははは、ウソよ。
そんな野暮なことしないわよ」
ああビックリしたあ。
里中先輩って行動的だから、
あながち冗談とは思えないんだよなあ。
「ねえねえ、それって、お泊り?」
「まあ・・・ですね」
「きゃあ~、初夜ね、初夜♪」
「もう、からかわないで下さいよぉ」
「あのね、やる前に、ちゃんと洗うのよ。
順也くん、まだ包茎なんでしょ?。
お風呂でちゃんと洗わないと臭いんだから」
そっか…お風呂ねえ…。
やっぱりテントでキャンプとかより、
ちゃんと海岸のそばのホテルに泊まろう。
ちょっと出費が嵩むけど、
まあ、なんとかなるだろう。
「ねえねえ、順也くんって初めて?」
「初めてって?」
「あんもう鈍いなあ。
チェリーボーイ、つまり童貞なのかって聞いているのよ」
「・・・・・チェリーです」
めちゃ恥ずかしい・・・顔から火がでそう・・・
「ねえ、手ほどきしてあげようか?」
「ええっ?ほ、本当っすか?!」
「冗談よぉ、もう、ほんとに相変わらずウブなんだからあ。
じゃあ、がんばってしっかりリードしてあげんのよ」
そうだよな。やっぱり男の僕がしっかりとリードしてあげないとなあ。
里中さんが日焼けした小麦色の笑顔で話しかけてくれた。
「里中さんが紹介してくれたバイトですもん。
僕がんばっちゃいます」
僕は中学校の先輩である里中さんの紹介で
コンビニの短期バイトに精をだした。
「私も順也くんがパートナーだとやりやすいし、
ほんと助かるわあ」
「しかし、意外だったなあ。
里中さん、テニス辞めちゃったなんて」
「肘をこわしちゃってね。
おかげで夏休みはバイト三昧よ。
それより、短期バイトだなんて
一体なにが目的?
なにかの軍資金集めなんでしょ?」
さすが里中先輩。するどい。
「いやあ、じつは香織と海へ行こうかなあ、
なんて」
「彼女と海かあ。いいねえ。
私もついて行こうかなあ」
「えっ?」
「あははは、ウソよ。
そんな野暮なことしないわよ」
ああビックリしたあ。
里中先輩って行動的だから、
あながち冗談とは思えないんだよなあ。
「ねえねえ、それって、お泊り?」
「まあ・・・ですね」
「きゃあ~、初夜ね、初夜♪」
「もう、からかわないで下さいよぉ」
「あのね、やる前に、ちゃんと洗うのよ。
順也くん、まだ包茎なんでしょ?。
お風呂でちゃんと洗わないと臭いんだから」
そっか…お風呂ねえ…。
やっぱりテントでキャンプとかより、
ちゃんと海岸のそばのホテルに泊まろう。
ちょっと出費が嵩むけど、
まあ、なんとかなるだろう。
「ねえねえ、順也くんって初めて?」
「初めてって?」
「あんもう鈍いなあ。
チェリーボーイ、つまり童貞なのかって聞いているのよ」
「・・・・・チェリーです」
めちゃ恥ずかしい・・・顔から火がでそう・・・
「ねえ、手ほどきしてあげようか?」
「ええっ?ほ、本当っすか?!」
「冗談よぉ、もう、ほんとに相変わらずウブなんだからあ。
じゃあ、がんばってしっかりリードしてあげんのよ」
そうだよな。やっぱり男の僕がしっかりとリードしてあげないとなあ。