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白い飛沫(しぶき)
第2章  射精
公園のベンチに並んで座り、どのように話を切り出してよいものか思案していた。

「なんか悩みでもあんのか?」

「えっ?なんでわかるの?」
こいつ、超能力でもあんのか?

「長い付き合いじゃん。お前の顔みりゃわかるよ。」
長い付き合いって・・・幼稚園の時からだから、たかが6年程度ですけど。
まあ、そのへんはどうでもいいや。
僕は、思い切って、今朝の、鼻水のようなもののことを聞いてみた。

「で、得体の知れないものが飛び出したんでビックリしたんだな?」

「うん、あれってなにかの病気かな?」

・・・・

あれっ?答えが返ってこない・・・
直樹の横顔が微かに震えている。
『えっ?なに?泣いている?』そう思ったとたん。

「ぶっわはははは・・・」
顔面が張り裂けんばかりの大声で笑い出した。

「ひーっ、ひーっ、腹いてえ・・・」
見れば、涙まで流してやがる。一体どうしたっていうんだ。
人の真剣な悩みを、笑い飛ばしやがって・・・。

「はぁー、はぁー、あー苦しかった。」

「なんだよ。人が真剣に悩んでるってのに。笑う事ないじゃないか!」

「悩み?バカかお前。いいか、よく聞けよ、そりゃ精通ってやつだ。」

せいつう?

「精子がやっと出始めたんだよ。おめでとう!これで大人の仲間入りだ。」

「精子?大人の仲間入り?僕まだ毛も生えてないんだけど。」

「毛?そんなのは後でもいいんだ。いいか、精子がでたってことは、お前には赤ちゃんを作れる資格ができたんだよ!。」

こいつ、何、言ってんだ?さっぱりわかんねえよ。
僕は男だぞ。赤ちゃんなんかできるかってんだ。
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