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白い飛沫(しぶき)
第11章 新たな恋
トイレからもどり、直樹に囁いた。
「直樹…僕と緑川さんはそろそろ引き上げるよ。
これ以上ここにいても座を盛り下げてしまうから」
直樹は、そういうことかといわんばかりに
ニッと笑った。
「お持ち帰り1号って訳だ。うまくやったなあ」
そんなんじゃないよと言い訳しながら
あたふたと居酒屋を後にした。
江本さん、帰りの方向、同じですよね?
志保さんが問いかけてきた。
来るときも同じ電車だったの
覚えてくれてたんですね?
一緒に帰りましょうか。
電車に揺られ、
2駅ほど通過した時点で
志保が気分が悪いといいだした。
見ると顔色が青い。
「次の駅で降りましょう」
駅のベンチで少し休ませたら、
志保の顔色に少し赤みが戻ってきた。
「大丈夫?」
問いかけると、
幾分、気分はよくなったが、
少し横になって休みたいと言う。
順也の目に
駅前のラブホテルのネオンが飛び込む。
『別にH目的じゃないんだし。
彼女を休ませるのが先決だ』
「あのぉ~、誤解しないんでほしんだけど…
横になりたいんなら、
そこにホテルがあるんだけど…かまわない?」
「ええ、お願い。ホテルに連れて行って…
江本さんを信用してますし…」
そうやって2人は
ラブホテルの1室に入っていった。
「直樹…僕と緑川さんはそろそろ引き上げるよ。
これ以上ここにいても座を盛り下げてしまうから」
直樹は、そういうことかといわんばかりに
ニッと笑った。
「お持ち帰り1号って訳だ。うまくやったなあ」
そんなんじゃないよと言い訳しながら
あたふたと居酒屋を後にした。
江本さん、帰りの方向、同じですよね?
志保さんが問いかけてきた。
来るときも同じ電車だったの
覚えてくれてたんですね?
一緒に帰りましょうか。
電車に揺られ、
2駅ほど通過した時点で
志保が気分が悪いといいだした。
見ると顔色が青い。
「次の駅で降りましょう」
駅のベンチで少し休ませたら、
志保の顔色に少し赤みが戻ってきた。
「大丈夫?」
問いかけると、
幾分、気分はよくなったが、
少し横になって休みたいと言う。
順也の目に
駅前のラブホテルのネオンが飛び込む。
『別にH目的じゃないんだし。
彼女を休ませるのが先決だ』
「あのぉ~、誤解しないんでほしんだけど…
横になりたいんなら、
そこにホテルがあるんだけど…かまわない?」
「ええ、お願い。ホテルに連れて行って…
江本さんを信用してますし…」
そうやって2人は
ラブホテルの1室に入っていった。