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えっちなハプニング♡短編集
第5章 放課後の教室で……
状況を理解した途端、急に恥ずかしくなって慌てて脚を閉じる。

翔太は相変わらず、楽しそうに私を見ていた。

「エロ姫野、マジでエロいな。いつもと違って、イッた時のお前は可愛かったぜ」

「……っ忘れてよばか翔太……もう、帰る!」

…最悪!お嫁に行けない!もう嫌だ……

羞恥からか悔しさからか、私の瞳からはどんどん涙がこぼれてくる。

私はそれを気に留めず、一刻も早く帰ろうと藤田くんの机から降りた。

床に落ちたブラウスを拾おうと歩み始めると、背後で翔太が立ち上がる気配がした。

…っ早く逃げなきゃ!

慌てて足を早めようとした瞬間、後ろから腕を引かれて逞しい腕に身体が包まれる。

何が起きているのかわからず、ぽかんとしている私の耳元で声がした。

「…なぁ、ばか姫野。…こんなことされるのも耐えられるくらい、藤田のこと好きなの?」

どこか切なげな声が、何を言いたいのかよく分からくて

翔太の顔を見ようと身体をよじると、さらに強い力で抱きしめられる。

「…逃げんなよ。答えろ」
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