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えっちなハプニング♡短編集
第5章 放課後の教室で……
「くだらない嘘つかないでよ………藤田くんは、そんな人じゃないもん」

しばらく翔太の言ったことを考えたが、どうもピンとこなかった。

私は、申し訳なさそうに手を合わせてきた藤田くんを思い浮かべる。

「は?」

「だから、藤田くんはあんたと違って優しいもん。こんな意地悪もしないし。」

私の知ってる藤田くんは、翔太とは大違いの優しい素敵な人だ。

「………あっそ。後悔しても知らねーからな」

翔太は呆れたような声で呟くと、私を包んでいた腕を離す。

「あっ、動画!今すぐ消しなさいよ!」

私は急いで下着を身につけると、先に帰ろうとしていた翔太に詰め寄る。

翔太は特に抵抗することもなく、目の前であっさりと動画と写真を消して無言で帰って行った。

(…散々いじわるして、謝りもしないなんて…やっぱり最低最悪!)

私は心の中で毒づくと、ようやく制服に着替えて暗くなった帰路についた。
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