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えっちなハプニング♡短編集
第5章 放課後の教室で……
「お邪魔しました」と言いながらも、いつも言い合う私たちが抱き合う様子が珍しいのだろう。

私の願いも虚しく、クラスメイト達は立ち去ろうとしない。

そして、翔太も腰を止めようとしない。

堪えている快感からか、パニックからか…気づけば涙が私の頬をつたう。

「なぁ翔太、俺ら喘ぎ声が聞こえたから上がってきたんだけど。もしかしてさぁ…」

すぐ後ろから、昨日まで恋い焦がれていた藤田くんの楽しそうな声がした。

「お前、姫野とエロいこととかしてたの?」

「………っ!」

…今も、してます。

なんて言えるはずもなく、私は無言で翔太にしがみつく。

ヒューヒューとからかってきた人たちも声を潜め、翔太の言葉を待っているようだった。

「…んなわけねえだろww笑わせんなよwww」

翔太は本当に可笑しそうに笑う…が、私の中は熱くて太いモノに犯されたままだ。

「あのな…俺、ちょっといじめ過ぎてさぁ。こいつ今、泣いちゃってんの。優しい俺が、あやしてやってんだよ。だから、からかってねえで帰れ」

「…まじか。姫野さん泣かせたのかお前。」

「泣かせた奴が優しいわけねえだろ……」

「………姫野さん、今度からなんかあったら俺らのとこ来いよ。」
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