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えっちなハプニング♡短編集
第6章 夜のOfficeで
……ずるいなあ。


ドキドキしてるの、私だけなんだろうな。

そう思いながら私も帰り支度をしようと鞄を開き、忘れかけていた現実に気がついた。


…っ下着!つ、つけなきゃ……!


鞄の中で丸まっていたストッキングとショーツを見て、ノーパンだということを改めて思い出したのだ。


…慣れて忘れてただなんて、恥ずかし過ぎる……


急いで支度をして、トイレに行こうと扉へと足を向ける。

「中嶋さん、本当にありがとうございました!」

「…矢野、もう帰る気?」


「…えっ、中嶋さん…?」



……扉を開こうとした途端に突然背後から強く抱きすくめられ、私は身動きが取れなくなってしまう。



「せっかく、残業終わりのご褒美あげようと思ってたのに」


そう言いながら彼は、大きな掌をゆっくり内股に這わせはじめた。


「…っ///」


思いがけない彼の行動に、私の体は素直に反応する。


「え、ちょっと、中嶋さん!」


スカートの中に忍び込んだ彼の手を、慌てて押さえつける。

…もうすぐ、下着を身につけていない秘部に触れられてしまいそうだ。


「な、なんでこんな…」
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