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えっちなハプニング♡短編集
第6章 夜のOfficeで
「……っ///」


見て、なんて言われて素直に従える筈もなく、私は咄嗟に顔を背けてしまう。

冷たかったボールペンは、火照った私の中であっという間に温まってしまった。


「矢野、可愛い顔ちゃんと見せて」

そう声がしたかと思うと、彼が立ち上がる気配と共に

私の両手を束ねていた彼の指先が離れ、熱くなった頬をなぞられる。

…こんな時にさらっと可愛いなんて言われたら、抗えなくなるじゃないですか……


心の中で呟きながらそっと視線を絡ませると同時に

中嶋さんは、少しはみ出したボールペンの先をつまんでゆっくりと蜜壺をかき混ぜはじめた。


「あっんんっやぁ……///」


突然の刺激に腰をくねらせながら、くちゅくちゅと動き回るボールペンに合わせて声が漏れる。


中嶋さんの初めて見る艶っぽい笑みに視線を奪われていると、そのまま彼に口付けられた。

「んっ…んっふっ……」


熱い舌が絡まる音とボールペンの動く水音、そして私の篭った喘ぎ声が広いオフィスに響く。
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