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えっちなハプニング♡短編集
第7章 王子様と地味子ちゃん
(……なんで、みんな愛を語った後に当たり前のようにベッドに入るわけ?
…こんなに盛り上がってるのに、そんなすぐに寝ちゃうの?恋すると眠くなるの?
…恋って訳分からない……)
この作品も、お決まりのように最後はベッドに入ってしまった。
いつもベッドに入ったらそこから先はうやむやで
だいたいは場面転換してしまったり、物語が終わってしまうのだ。
私は今回も真相が分からなかったことに肩を落としながら、
早く次の本を借りよう!と 気を取り直して図書室へと向かう。
ふとコオロギの鳴き声が聞こえて窓に目をやると
ガラスに映った可愛くない自分と目が合ったので、慌てて目を逸らした。
…ぐるぐるの癖っ毛は、きっちり編んでおさげにしている。
鼻は低くて目は一重、暗い顔に華を…と思って選んだ赤縁のメガネは、
全然似合っていないのが自分で分かるから悲しい。
真面目な私は校則も破らず、規定通りの丈のスカートを身につける。
そんな私のあだ名は、いつの間にか「地味子ちゃん」だった。
…こんなに盛り上がってるのに、そんなすぐに寝ちゃうの?恋すると眠くなるの?
…恋って訳分からない……)
この作品も、お決まりのように最後はベッドに入ってしまった。
いつもベッドに入ったらそこから先はうやむやで
だいたいは場面転換してしまったり、物語が終わってしまうのだ。
私は今回も真相が分からなかったことに肩を落としながら、
早く次の本を借りよう!と 気を取り直して図書室へと向かう。
ふとコオロギの鳴き声が聞こえて窓に目をやると
ガラスに映った可愛くない自分と目が合ったので、慌てて目を逸らした。
…ぐるぐるの癖っ毛は、きっちり編んでおさげにしている。
鼻は低くて目は一重、暗い顔に華を…と思って選んだ赤縁のメガネは、
全然似合っていないのが自分で分かるから悲しい。
真面目な私は校則も破らず、規定通りの丈のスカートを身につける。
そんな私のあだ名は、いつの間にか「地味子ちゃん」だった。