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えっちなハプニング♡短編集
第4章 かくれんぼで秘密のえっち
あゆがその小さなスペースに腰を下ろし、息を潜めた時だった。

ギシッギシッ………

早速、縄ばしごを登ってくる足音が聞こえてきたのだ。

どうしよう、見つかっちゃう…と思っても、この狭い空間にもう隠れる場所はない。

5年前は秘密の隠れ場所だったここも、子供達の間ではもう有名なのかな……

早々に捕まることを覚悟して、開かれる扉を見ると……

「えっ、ヒロ兄だったの!?」

「おい、あんまり大声出すなよ。やっぱりあゆもここに居たのか…今から場所変えてる時間ないから、俺もここにいさせてくれる?」

「それはいいけど…狭いよ?」

そう言ってあゆはできる限り端に寄るが、ヒロユキが座るには少しスペースが足りなかった。
天井も低いため、立っているのも辛い格好になってしまう。

「…どうしよう?」

どうにか2人共楽な姿勢で鬼を待つことはできないだろうか。試行錯誤していると、何か思いついたようにヒロユキが座り込んだ。

「あゆ、ここ座ってみな」

そう言ってヒロユキは、手でぽんぽんと自分の足の間を叩いた。つまり、ヒロ兄の足の間に座れ、ということだろう。
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