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向日葵を君に…
第8章 高野の気持ち



入学式当日。


おじいちゃんとおばあちゃんが入学式に来てくれるという事で、おじいちゃんが私とおばあちゃんを乗せて車で学校に向かった。


途中で道を間違えて学校の近くの駐車場に到着したのは式のギリギリ。


校門でクラス割りのプリントをもらったけど、この時は穂高の名前なんて知らなかったから見ても無駄だった。


教室に着くと、きゃぴきゃぴした女の人に急かされる。


担任この人なんだ…。


もう全員廊下に並んでいる。


すると、並んでいた男子の中からすぐに穂高の事を見つけた。


嘘…痩せた…。


しかもいい感じに筋肉も付いていて、男らしい良い体になっていた。


あのぷにぷには何処へ?


すごくかっこ良くなってる…


穂高と目が合うと、私は急いで目を逸らした。


…私、かっこ良いなんて滅多に思わないのに。

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