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第8章 高野の気持ち

高校に入ってからちよ子と仲良くなった。


仲の良い女の子の友達が出来るのは久しぶり。


ちよ子はあまり社交的な方ではない。

きっと人見知りなのに、一生懸命私によく話し掛けてくれて、すごく良い子で、あの可愛い笑顔にノックアウトされた。

女の私でさえノックアウトさせるちよ子の笑顔は男子にも大人気だった。

なんとなく穂高と同じ様な空気を持ってるんだよね。


その、ちよ子が好きな相手がちよ子の幼なじみの槇野。


槇野は穂高と仲が良くて、特に穂高なんて全く気付いてないみたいだけど二人はクラスの女子はもちろん他のクラスの女の子達からもかなり人気があった。

槇野は馬鹿っぽい性格と女の子はちよ子にしか、かまわない所から日が経つにつれて人気は低迷。

そして、うちのクラスの担任は担任のくせにあからさまに穂高に恋をしていた。


そんな事もあり、キャンプの時まで穂高とはあまり関わる事がなかった。