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向日葵を君に…
第11章 向日葵を君に…


ここは…弘貴と来て良かったかもしれない。


俺は女の子向けのお店に入るのにかなり緊張していた。


一方弘貴は天井と入り馴れてるらしく、何も気にならない様子。


「あー…高野の好みわからないからな」


なんだかんだ言いながらも、弘貴は真剣にプレゼントを悩んでくれた。

すると、店員さんが弘貴に声を掛けた。


「プレゼントお探しですか?」

「俺じゃなくてこっちが…彼女に」


急にふられて焦る。


「は、ハイ!俺の方です!宜しくお願いします!」

「穂高…よく宜しくするのな…それくせか?」

「だって…女の子のプレゼントなんて俺、初心者だし…」


張り切り過ぎて、店員さんにクスクスと笑われてしまった…。

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