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向日葵を君に…
第11章 向日葵を君に…
「プレゼント真剣に選んでもらえて彼女さん幸せですね」
「いやいや!そんな!もう迷惑掛けてばかりで…」
俺達は短い時間で店員さんと打ち解けていた。
店員さんは店頭に並んでない物とかも出してくれて、これは宜しくしておいて良かった。
「指輪はまだ買わない方がいい」
「そうか…サイズとかもわからないから…でも何で?」
「知らないけど、ちよ子が読んでた雑誌に書いてあったの見たんだよ」
「え?そうなんですか?」
弘貴の適当な情報が理解出来ず、店員さんに聞いてみる。
「そうですねぇ…指輪はお誕生日のプレゼント以外に、将来渡す機会があるかもしれませんし今は他のアクセサリーでもいいかもしれませんねぇ」
なるほど…将来って婚約指輪とか結婚指輪の事だよな…。
店員さんが出してくれた品物を眺めていると可愛らしい蝶のモチーフのピアスが目に止まった。