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向日葵を君に…
第11章 向日葵を君に…
「穂高…早く戻って来て…」
あの声は…結花?
「おばあちゃん!結花が呼んでる…俺、そんなにここで迷ってたのかな?」
「そうね、早く戻らないとね」
「おばあちゃんも行こうよ!俺、すっごく大切な彼女と友達が出来たんだ!紹介するから…あ、お父さんとお母さんにも久しぶりに会えるよ」
「ゆうちゃんは一人で行かなくちゃ…大丈夫。おばあちゃんはちゃんと見てるからね」
「え…何で?あ!おばあちゃん!」
「ゆうちゃん、早く行きなさい」
向日葵畑とおばあちゃんが遠くなっていく。
「穂高君!こっちだよ!」
天井…?
「穂高!早くこっちに戻って来いって!」
弘貴…
俺はみんなの声に向かっていた。
早く皆の所に戻りたい………