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向日葵を君に…
第14章 向日葵を僕に。
授乳が終わってから結花に促されて、俺は結花のいるベッドの端に座った。
「落ち着いて抱っこすれば大丈夫だからね」
「はい…」
俺は落ち着いて光輝を抱っこした。
いつもより緊張しない。
光輝の顔を見ていると胸の奥がほっこりした。
「癒し系優也復活したね」
「いやいやーそんな…。光輝、俺がお父さんだからな?これからよろしく」
「ぷっ…なにそれ」
「だって弘貴をお父さんだと思い込んでたら嫌だろ?」
「大丈夫。優也はきっと良いお父さんになるから」
これから初めての育児など不安な事もたくさんある。
しかし、結花となら何でも乗り越えられる。
俺は、結花と光輝を守れる心の強い人間になる。
この時俺はそう誓った。