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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
「何でこんな所…うっ」
ものすごい吐き気がする…。
俺は川沿いにしゃがみこんだ。
「気持ち悪いんでしょ?吐きな」
「え…いや……川が汚れるから…」
「流れるからそんな事気にしなくていいの!」
「……じゃあ…高野向こう行っててよ…これ以上カッコ悪い所見せたくない…」
「これ以上って…カッコ悪い所見せられた記憶ないけど?それに…私のカッコ悪い所見られたから仕返し」
高野はそう言うと俺の背中をさすった。
「やめっ…それマジ無理…ウプッ…」
あー…高野の前で思い切り吐いてしまった。
「……うぅ…もう何も出ない…けど…気持ち悪い…」
「横になりなよ…私の膝使っていいから」
なんと、高野の膝枕…嬉しいけど…嬉しいけど…通常の状態の時にしてもらいたかった…。
ま…通常の状態の時には絶対してもらえないけど。
でもあのめちゃくちゃ綺麗な長い脚に頭を乗せられるなんて…このまま時間が止まればいいのに。