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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
キャンプファイアの途中、天井と一緒にいた高野に耳打ちした。
「高野…弘貴から協力要請。今夜就寝後、この場所に集合で」
そう言うと高野は頷いてくれた。
よし。
就寝後
この場所を指定したのが馬鹿だった。
「三郎さんったらぁ〜…もぉ…今日何回やったら気がすむのぉ〜」
「ハァハァ…花子が相手だったら何回だって…」
これは呪いなのか…なんで何回もあいつらの甘い時間の声を聞かなきゃいけないんだ?
「あのスッポンスープよく効くみたいだね」
「俺は吐いたけど…スッポンってそんなにすごいんだ?」
「あのスープ…スッポンだけじゃなくて精力活性剤みたいなものたくさん入れてたし」
「………熊田先生…よく飲んだね」
吐いて良かった…。
でも一回喉通ったし…大丈夫か心配だ。
時間差で効果が現れたら…
「…私がいる時に効果出なくて良かったね」
「どういう事?」
「理性飛んで襲いかかったら…穂高、一生テント張れなくなってたかもしれないし」
「……テントネタはもういいよ!もう…下ネタはあの声だけで充分」
しかも、あの声不愉快だし。
教育者としてこの場でいちゃつくってどういう事だよ…。
あーあ…良い雰囲気には遠い。