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向日葵を君に…
第6章 告白しちゃいますか



高野に見られた…


俺は定期入れを奪い取って、高野を無理矢理連れて行こうとしてる奴に体当たりをして
高野を引き離した。


あいつらがどんな反応していたかすらわからない…無我夢中で高野の腕を引いてあいつらから逃げ出した。



あいつらが見えなくなって、高野の腕を離した。


「高野…ごめん…………俺…ずっと…クッ…中学の時の事…言ってなかった…」


俺…泣いてる…。

もう告白も絶対に皆無だしなんでもいいや…


「……ねぇ。私、知ってたよ」

「……え?」

「だって穂高と入試の時に話したじゃん」

「嘘…俺の事覚えてたの?」

「あんなに話したのにわかんないと思ってたの?馬鹿!」

「…ごめっ…高野ごめん…うぅっ…俺…もともとあんなに…太ってたような奴なのに…高野の事…初めて会った時から好きになっちゃって………」


本当にカッコ悪い…断られる告白なんだからもっとカッコ良く言いたかった…。

俺、どんだけ泣いてんだよ…


「穂高…告白するならちゃんと目を見て告白して」

「……無理だよ…俺…今…高野に顔見せられない…すげぇカッコ悪いから…見せられない…」


すると高野は俺の前に回り込んできた。
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