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向日葵を君に…
第6章 告白しちゃいますか
そして、高野は背伸びをして俺の頬を両手で包み込んで顔を上げさせられる。
「ちゃんと告白してくれなきゃ穂高がどんだけ本気かわからない!」
「……うっ…高野っ…好きだ!結婚を前提に付き合ってください!」
すると高野が笑った…笑った…まさかまた高野の笑顔が見れるなんて…。
告白の返事も貰ってないのに、高野の笑顔に感動していた。
「ぷっ…結婚って!でも、穂高が本気なら結婚前提で付き合おうかな」
「ウソ…何で?ブ男は嫌いって…俺…もともとあんなに…」
高野が指で俺の涙を拭ってくれる。
「あんた私の言ってるブ男って外見の事だと思ってるの?」
「違うの?」
「バカ…中身の事!あんたの何処がブ男だっていうのよ?」
「うぅ…高野ぉ…」
俺は高野を抱き締めてまた泣いていた。
なんで俺って男らしく出来ないんだろ…
「もう…泣き虫なんだから…私より15センチ以上もデカい体してるくせに…」
「だって…高野とつき合えるなんて…」
カッコ悪い告白になってしまったが、高野と付き合える事になった。
高野が彼女になるなんて…夢みたいだった。
絶対に大切にする事を誓います。