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花に酔う
第1章  紅薔薇


その夢のあと。
目覚めると、いつも私は泣いていた。


だって。

だって貴方の心がだんだん私から離れていっていること、気づいていたから。

それは私には、止められない。
そう……きっと貴方自身でさえも。


いつから素直になることを忘れてしまったのだろう。
いつから信じ続けることができなくなってしまったのだろう。


愛しているのに。
素直になれなかった。

愛しているから。
信じきれなくなった。


些細なことを疑って。
試して。
責めて。


そんな私の言葉が、行動が。
きっと貴方を傷つけた。
その小さな傷は、どんどんと広がって。
貴方の中にあったはずの私への想いも……いつしか傷つけ始めて。


……そうして貴方の心は。
私から少しずつ、離れていって。




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