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花に酔う
第3章 金木犀 *
息を荒げ。
悩ましげな表情で、僕を見る彼女。
挿入をあんなふうに自分からねだるなんて初めてだった。
こんなふうに顔を火照らせて。
これほどまでに縋るような視線を僕に送ってくるなんて今までなかった。
……やっぱり。
縛られることで、彼女の何かが刺激されたのか。
服を脱いで、仰向けにベッドに横になった僕に跨がるよう彼女に言う。
はあはあと、彼女は膝で歩いて。
僕が支える僕自身の上まで、来た。
手を使えない彼女の代わりに、蜜穴の位置を探り。
そこに、僕自身をあてがう。
ぬぷ……と、めり込んでいく感覚。
「……いいよ」
その僕の言葉に、彼女はゆっくりと腰を下ろし始め――――。
「……あ、ああ……」
目を閉じ。
自分のそこへと、僕を呑み込んでいく。
ずぶずぶと、躊躇なく。
……貪欲に。
「く……」
包み込まれる。
彼女のなかに。
締め付けられる。
きつく……とてもきつく。
「ん――――……!」
やがて奥まで、はいって。
ふるふると身体を震わせる彼女の腰を両手で掴み、僕は容赦なくその身体を揺らした。
「ああんっ!」
くねる身体。
僕の動きに合わせ、彼女も必死で足だけを使い、身体を上下させる。
僕の目の前に見える、赤い紐。
触って欲しいとでも言うように、尖らせた乳首。
手を腰から離し、ぐにぐにとふくらみを揉んで。
くりくりと乳首を捏ね回した。