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可愛いヒモ~番外編
第2章 採用
「ちゃんと目ついてますか?」
「ついてるわ! もう、失礼だなっ」
「んで、これの何がPKなんすか? つかPKてなんの略ですか?」
「見てわからない?」
俺はもう一度メモ用紙の絵に視線を落とす。
「全然わかりません」
友梨香さんは腕を組み、ちょっと得意げに言った。
「『パ』ンツ、『く』いこんでる、よ」
「…………は?」
意味不明すぎて、ぽかんとしてしまう。
「ほら、ここ。パンツが食い込んでるでしょ?」
指で示され、そこを見る。言われてみれば確かに、四角い胴の下に逆三角形っぽいものが描かれていて、ヒモっぽいものが胴のところに伸びてるように見えなくも……、って、やっぱり見えないから。
「女の子にヒモパンが食い込んで、あん、ってなってる絵だよ。エロ絵エロ絵。お子ちゃまな麻人には、ちょっと刺激が強かったかなー」
「俺には、人でも食べてそうな化け物にしか見えないんすけど。てかそれもだいぶ想像力働かせないと見えないし。どう頑張ってもエロくは見えません。あとあん、とか言わないで。気色悪いんで」
「ひどっ。いろいろとひどっ」