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可愛いヒモ~番外編
第2章 採用
ゆーりが身をよじり、俺にキスを求めてくる。それをかわしながら、ゆーりの口にコップに入っていた氷を一つ押し込んだ。
「むぐぅっ」
大きな氷に口を塞がれて、ゆーりは冷たっ、とでも言うように眉根を寄せる。その顔がちょっとマヌケで笑ってしまった。
ゆーりの手が口の前まで伸びるけれど、一度口に入れたものを吐き出すのは躊躇われるようで、結局そのまま食べることにしたみたいだ。
氷が大きいから、咀嚼できないらしい。口に入れたまま必死に舐めて溶かそうとしてる様は面白くて、同時にちょっとエロかった。
「美味しい?」
からかうように聞くと、じっと睨んでくる。
「なに? その目。ゆーりのくせに生意気」
昔よく言われたセリフをそっくり返してみる。
襟から突っ込んでいた手を一度出して、後ろからゆーりの服に両手を入れた。今度は下から。
両手でわしづかむようにして、両方の胸を揉む。
「んん、ふぐっ」
ゆーりは両手で俺の腕を掴むけれど、そこにはほとんど力が込められていない。本気の抵抗じゃないからだ。ゆーりだって、本当は触ってほしいくせに。