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可愛いヒモ~番外編
第2章 採用

 溶けた水がゆーりの口の端から流れ落ちる。俺はそれを舐め取って、ゆーりに口付けた。口内に舌を送り込むと、小さくなった氷がまだ残っている。
 冷たい氷を一緒になってちろちろと舐めていると、俺も興奮した。

「ふ、ん、んぁ」

 氷はすぐに溶けて、液体になったそれをゆーりが飲み干す。細い喉がごくりと鳴って、その様子に妙に煽られてしまって。
 手は胸を揉みながらさらに深く唇を合わせ激しく舌を絡めると、ゆーりの体がびくんびくんと震え、鼻にかかったような喘ぎ声を洩らした。
 息が苦しくなったのか、頭を振ろうとゆーりがもがく。名残惜しく思いながらも唇を離してあげると、欲情して濡れた瞳が俺を見上げていた。赤い唇から洩れる吐息もエロくて、ヤバいくらい煽られてしまう。

「麻人……」

 ゆーりは体の向きを変え、俺の胸に体を預けてきた。

「麻人の欲しい……今すぐっ」

 そう言って、俺の股間をまさぐってくる。もうほんと、エロすぎだって。普段さばさばしてるせいか、余計こういう時の反応や言動はエロく感じて、ちょっとずるいと思う。ギャップありすぎだし。
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