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可愛いヒモ~番外編
第3章 友梨香の発熱騒動
「……んっ!?」
びっくりして逃げようにも、後ろは流し。洗い物をしてたせいで右手には泡まみれのスポンジ、左手も濡れていた。
そんな状態だから、ゆーりの体を押して逃げることもできない。
「ん……、ゆーりっ」
顔を背けて、どうにかゆーりの名前を呼ぶ。咎めるように呼んでもゆーりが怯む気配はなくて、いっそう激しく唇を貪ってきた。
「あ、ふぅっ」
ざらついた舌で口腔をかきまわされて、ゆーりの唇が俺の舌にきつく吸い付いてくる。
……ヤバいぞくぞくする。さっき煽られたのも残ってて、すぐに下半身が疼き出した。
ようやく、唇が離れる。
「は……あ」
自然と息が上がっていた。
「……もう、なんでそんな発情してんの、今日は。おとなしくベッドに戻らないと、ゆーりの顔もスポンジでゴシゴシするよ?」
「やれるもんならどーぞっ!」
「わ、ちょっとマジゆーりっ」
服の中にまで手を忍び込まされて、さすがに焦る。