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可愛いヒモ~番外編
第3章 友梨香の発熱騒動
とどめとばかりにゆーりのもう片方の手が俺の下半身に伸び、スウェット越しに軽く握られた。その刺激に、体がぴくんと跳ねる。
あー、もうっ。
俺は白旗をあげた。
「わか……たよ、おかゆ食べ終わったらするから……」
普通に話してるつもりなのに、自分の声にも熱がこもってるのがわかる。
ゆーりはうっとりとした顔で、笑みを浮かべた。普段色気ないくせに、そんなときばっかり艶っぽい。まったく。
「やったーっ! 部屋で待ってるねー!」
つい声を張ってしまったらしく、またむせる。
もう心配してやらない。
ゆーりの体が、ようやく俺の上から退いた。くるりと踵を返し、部屋へと戻っていく。
煽られて、下半身はすっかり大きくなってしまっていた。
本当に、痴女めっ。
その時、鍋が煮え立つ音がした。俺は慌てて立ち上がり、手を洗って火を止めた。