この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモ~番外編
第1章 面接

 俺を見る女性の瞳が、大きく見開かれる。
 俺はその時になって初めて、まともにその人の顔を見た感じだった。髪は、ウェーブがかった暗めの茶髪。一つに縛って帽子の中に入れていたから、長さはわからない。目は、少しつり上がった猫目で、二重だった。瞳の色は茶色。
 すっぴんなのかナチュラルなのか、化粧してる感じがない。ものすごく美人てわけじゃないけれど、なんか、しっかりしてるお姉さんて感じ。
 身長は女の人のわりには高いと思う。俺とそんなに変わらない。すらりとした、細身だった。年齢は、二十代前半くらいか、半ばくらいかな。
 不躾に全身を観察してしまってから思う。あんまりじろじろ見るのは、相手に失礼かもしれない。
 だけど相手の女性も俺と同じくらいか、もしくはそれ以上に、俺のことを観察していた。特に顔。
 何秒くらいガン見されていたか。突然指を差されて一言。

「あんた可愛いね!」
「へ?」

 第一声が、それ?
 驚きすぎて、唖然としてしまった。

「あ、りがとうございます……」

 とっさに出てきた社交辞令の常套句も、変になまってしまう。
/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ