この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモ~番外編
第1章 面接

「おい、おまえその子に手ー出すなよ! 食うなよ!」
「出しませんし食べません!」

 店長の一声に、その女性は振り向いてそう反論する。

「ごめんねーなんか面接中に割って入っちゃって」
「大丈夫です」
「あ、食べないから安心してね」
「え、あ……、はい」
「もう面接は終わった感じ?」
「……多分」
「じゃあ、帰ろうか」
「あ、はい。ありがとうございました」

 帰るだけなのに、わざわざ違う従業員にパスする必要なんてあるのかな。そう疑問に思いながら、その女性に促されるまま休憩室を出た。調理場を通り、客達がいるホールへと歩く。
 女性の一歩後ろを歩きながら、ちょっときつそうな見かけによらず、とてもフランクによく話す人なんだなぁと思った。
 店の外まで見送られ、女性は軽く手を振った。

「今日はお疲れ様。また、多分来週くらいに」
「でもまだ受かってるかわかんないですけどねー」

 もう採用が決定したような口ぶりで言うので、ついそう突っ込みを入れる。
 だけどその女性は、首を振った。

「多分、あなた採用だと思うよ? 雇う子じゃないと、店の外まで見送らせたりしないから、店長」
/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ