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可愛いヒモ~番外編
第3章 友梨香の発熱騒動
「ーーあっはははは! ウケる! 結局そのまま処理しなかったの?」
その日の夜。目覚めたゆーりはすっかり元気になっていた。熱も下がってるし。
目覚めた瞬間、繋がったままの状態に心底驚いて、事態が把握できてなかったみたいだったから説明すると、案の定爆笑された。
「……してない。俺も寝た」
「何それー」
むすっと答えると、さらに爆笑。いやいや、あんたが笑うなっていう。
「いやー、ごめんね。やっぱ、風邪でセックス無理だわ。しんどい」
「じゃあなんでやろうとすんのっ」
「だからー、どうしても上がしたくてー」
「そんなの、治ってからでいいじゃんっ。俺何度も止めたよね!?」
「へへ、ごめんなさい。もう治ったっ」
ゆーりはガッツポーズを作って、にっこりと笑った。悪びれない様子で。
それには、さすがに俺もカチンだ。