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可愛いヒモ~番外編
第4章 女子力アップ大作戦

 普段仕事で忙しいから、休みの日にまとめて、っていうゆーりの気持ちはわからないでもないけど。

「……にしても多すぎでしょ」

 俺は適当なお菓子をスプーンですくってゆーりの口元に持っていった。案の定、ゆーりはぱくりとそれを食べる。
 さっきまで不機嫌そうだった顔は、すぐにこやかになった。
 ほんと、食べてる時はすごく幸せそうな顔をするんだから。
 もう一口別のものを与えると、さらに笑顔が増した。
 そういう顔するから、ご飯とか作ってあげたくなっちゃうんだよね。今はもう甘やかすのはやめたけど、付き合う前はゆーりのためによくいろいろ作ってた。

「あ、お茶入れるねー。お菓子パーティーしよっかっ。コーヒーとか紅茶の方がいい?」
「お茶でいいよー」

 ゆーりがキッチンに向かう。
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