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可愛いヒモ~番外編
第4章 女子力アップ大作戦
「死ぬ前に、虫歯とか糖尿病とかいろんな段階を踏むから大丈夫。ほら、自分で作ったんだから、無理してでも食べて」
「……鬼め」
また、新たな呼び名が加わっちゃった。
まったくもう。ゆーりは俺をなんだと思ってるんだか。
だけど俺も甘いものはそこまで強くなくて、少し気持ち悪くなってきていた。
「職場とか持ってったら?」
「最初は、そのつもりだったんだけど……。失敗しちゃったからさー」
「まあ、不味くはないけど」
「あと一歩なんでしょ? 全部微妙ってのもすごくない!?」
「……逆に器用かもね」
結局、焦げたクッキーだけ持っていくことにした。他のは手をつけちゃったし。
「あ、じゃあ、プレイに使おっか。『女体盛り』」
ふざけて、一つ提案してみる。一度ネットか何かで観たことがある。食べ物を、女性の体に盛り付けて食べるやつ。その時は確か刺身とかだったけど。