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可愛いヒモ~番外編
第4章 女子力アップ大作戦
「やだ! だったら『男体盛り』がいいっ!」
「男体盛り? ああ、俺の体にするってこと? 別にいいけど、盛り付けたやつちゃーんと食べてね?」
「え?」
そこでゆーりははっとしたような顔をした。
「……そっか。結局食べなきゃなのか」
そうそう。盛り付ける場所を変えようってだけで、結局食べなきゃいけないからなんの解決策にもなってない。実は。
「もう、食べる前にそういうのは言えよっ」
「食べる前に言えばやったんかい」
俺は苦笑した。なんだかシーツがすごく汚れそうなプレイだな、と思って。
結局俺もゆーりもその日はギブして、残りは冷蔵庫に突っ込むことになった。手作りだし乳製品を使ったものも多いから、日持ちはしないと思うけど、頑張って食べてくしかない。
「明日から、朝も昼も夜もお菓子が主食なんて、やったじゃん」
「うえー。何その拷問」
ゆーりは盛大にため息をついた。あと先考えずに大量のお菓子作りをしたのはゆーりなんだから、自業自得だと思うけど。