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可愛いヒモ~番外編
第4章 女子力アップ大作戦
「料理も掃除も洗濯も全然しなくて、ゆーりんちに遊びに行けば丸投げされるし、そのくせ性欲だけは強いから、毎回毎回求められるし。しかもその誘い方もオッサンみたいだったし。どこどこ? オネーサンぽい要素。やっぱりなくない?」
「む、昔の話でしょーっ!」
ゆーりが声を張り上げる。
その反応に、俺は大爆笑だった。
「もう、だから今こうやって、家事とかも……」
「ーーでも、そんなゆーりを好きになったんだよ」
「え?」
ゆーりの動きが止まる。
「オネーサンぽいとこなんて全然なくても俺はゆーりを好きになったの。今さら、違う人を好きになんてならないよ。だから、そんなに無理して頑張んなくてもいいよ。もちろん、家事とかお菓子作り頑張ってくれるのは嬉しいけど、それもゆっくり、ゆーりのペースで大丈夫。……ずーっと好きだよ」