この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ダメ人間(女)は今日も男子校へ通う。
第1章 隠れよう。




「それより、キミ。名前は?」




「え、・・・御幸です。」




無駄に整った顔立ちが少しだけ笑った。
な、こいつわたしが時間を間違えたことがそんなおかしいか!!
ムッと目を細めると、相手の方はなおも笑みを深くする。






「ミユキかぁ・・・。なんか女の子みたいな名前だね。」



相手との距離が縮んでいく。
それにつられてわたしも自然に後方へ下がる。




「・・・あ、でも御幸は苗字なんで。」



なんか、雰囲気違う・・・気がした気がするような。さっきまですっごい威圧的な何かがあったような気がするような・・・。




「え、そうなの。じゃあ下の名前は、なんて言うの?」




「さあ、何でしょうね・・・。」




「へー、俺じゃ教えてもらえない?」




ええ、そうですね。
とは言えず、
「あんたこそ名前なんて言うの。」




これ以上自分だけ下がるのも気に食わない。面と向かって言い、立ち止まった。



「俺?ああ、俺か・・・。」






あんた以外に誰がいんだ。
という眼差しを向けながら、彼を見つめる。何だか新鮮そうである。よく分からんが。




「俺はね、雲雀(ひばり)って言うんだ。」




「名前か苗字か知りませんが、人のこと言えませんよ。」




「そうだねミユキ。」




すると雲雀の手がすっとわたしの頬へと伸びる。
それを反射的に避けると、





――――――ドン





背中に小さな衝撃が走る。ちょうど校舎の壁が行き止まりになってしまった。
これ以上、下がれない。





「ミユキか、覚えとくよ苗字。忘れないようにする。」




「・・・いえ、その、嘘です。ミユキは名前です。」






しまった。名前なんて言わなきゃ良かった。覚えておかなくてもいい。
もちろん御幸は苗字。本名は御幸 雅である。







/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ