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第1章 羊が1

「んっ…やっ…だ！」



突然の事に
篠崎くんを
突き飛ばした。



「…ってぇ。…あれ？一…之瀬？
え？なんでオレ転んでんだ？」



うそ？
寝ぼけてたの？



「さい…ってぇ」



あたしは忘れ物を急いで
自分の机から取ると
逃げるように教室をでた。




ななんだ？アイツ。何が最低なんだよ？」
新は痛むお尻をさすりながら
頭を抱えた。