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スフレ(Slave Friend)
第6章 調教
席に座ることは出来なかったが、車内はそれほど混雑はしていなかった。


徹は車両に入ると反対側のドアに向かい、右の二の腕をドアにつけて麻由美を包むようにして立った。


麻由美はドアに背中を向けて徹と向い合せになっていた。
背の高い徹の顔を見上げると、徹は左手で麻由美の髪をなぞった。


車内の乗客はもちろん、ドアの外の反対側のホームからも麻由美を見る視線があったが、もう麻由美には気にならなかった。


ドアが閉まり、ゆっくりと電車が動き出すと、再び徹は麻由美の唇を奪った。


麻由美も抵抗することなく受け入れ、徹にしがみ付きながら深く舌を絡めていった。
徹も麻由美の腰に両手を回し、しっかりと抱き寄せて体を密着させていた。


女子高生のグループがそれを見ていて、小声ではあるが「見て見て!何あれ!」とヤンヤと騒ぎ始める。
回りの乗客もそれにつられて麻由美たちを横目で見ている。


怪訝そうな表情の年輩の婦人、ニヤニヤとしながら指をさすサラリーマン達、車内の様々な注目に合い、羞恥に震える麻由美だった。


しかし、そんな羞恥心とは裏腹に股間から新たに流れる雫が太腿を伝い落ちていることに麻由美が気が付くのは、電車を降りてからのことだった。
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