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スフレ(Slave Friend)
第6章 調教
僅か二駅、5分ほどであったが、麻由美にとっては今まで経験のない甘美な時間となった。


すっかり徹に羞恥責めに合い、淫乱な気持ちにスイッチを入れられてしまった麻由美は、もう歩くだけで股間のディルドゥに刺激されてイッてしまいそうだった。


駅を出るとすぐに繁華街で、徹に連れられて細い路地へと誘われる。


徹に支えられ、ふらつきながら路地を2分程歩くと、飲食店の小さなビルの地下へ延びる階段を降ろされる。


降りた先には古ぼけた場末のスナックのような入り口になっており、それを見た麻由美は戸惑う。


(オシャレなダイニングバーだって聞いてたのに、なんだか汚そうなお店…)


「こう見えても中は綺麗なんだよ。」
麻由美の考えていることを見透かしたように徹は言う。


扉を開けると、ざわめく声と熱気と甘いアロマの香りが漂い、黒を基調としたカウンターバーが目に入った。


やや薄暗いが、なるほど中は清潔でオシャレな感じだと麻由美もホッとした。
しかし、随分狭くお客の姿が見えない。どこからか男女の騒がしい声がしているのが不思議に思えた。


すぐにボーイが二人の前にやってきて、


「いらっしゃいませ。本日はカップルさまで?」


そうだと徹が答えると、


「こちらのシステムはご存じで?」


ボーイの問いかけにうなずく徹。財布からカードを取り出して見せる。


「ありがとうございます。本日はご鑑賞ですか?ご参加で?」


「参加するけどノータッチで。」


「かしこまりました。それではこちらをどうぞ」


そう言ってボーイが徹に何かを手渡す。赤い輪状の物が麻由美の目に映った。


「それは何?」
不思議な顔をして麻由美が徹の手にしているものを覗き込む。


「参加とか、ノータッチとかって言ってたけど何のこと?」
続けて麻由美が質問する。


「これかい?これは麻由美の身を守るための物だよ。さあ、着けてあげるよ。」


そういって徹が麻由美に見せたのは、犬が着けるような真っ赤な首輪だった。
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