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第6章 調教

「まあ、そんなことおっしゃって。とても素敵な奥様じゃありませんか。」
貴婦人がオペラに向かって親しげな態度で言う。


「よくここまでさゆりさんを調教されたって、みなさん感心なさってましたよ。そう、初めて来たときは訳もわからず連れて来られて、恥ずかしがって大変だったそうじゃありませんか。ちょうどこちらの奴隷さんみたいに…。」
そう言って貴婦人が麻由美の顔をを覗き込む。


「あら、ごめんあそばせ。お名前を存じ上げませんでしたわ。なんてお呼びしたらよろしくって？」


「あゆみと言います。よろしくお願いします。」
名前を聞かれて困っている麻由美に代わって徹が口を開いた。


本名を使わなかったのは徹のせめてもの優しさなのだろうか、それとも普通ここでは偽名を使うものなのだろうか。だとしたらほとんど変わらない名前はむしろ意地悪なんだろうか。
麻由美の中で徹の考えを探るがよくわからない。


「いやー、可愛らしい名前だ！」
オペラがまた大きな声で麻由美を驚かす。


「ご主人様は？」
貴婦人が今度は徹に名前を聞く。


「中村です。」
徹の言葉に麻由美は唖然とする。
（全然違うじゃん！やっぱり偽名で通す所なんじゃない！）


「中村さん、早速あゆみさんの体を拝見したいものですなあ」
オペラが身を乗り出してあゆみの顔に髭面を近付ける。


(体を見たいって裸になれってこと！？私はそんなつもりでここに来た訳じゃないのに……。)


麻由美はそう言おうとしてオペラの顔を睨み付けた。
しかし、徹の方はそんなつもりだった。


「わかりました。さあ、あゆみ。服を脱いで全裸になるんだ。」


麻由美はビックリした表情で徹の顔を見た。
徹は真顔で言葉を続けた。


「そして、お前のオマンコに入ってる物を皆さんにお見せしなさい。」