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遊び
第2章 獲物
入学して二ヶ月。
ようやく学校にも慣れ、クラスにも溶け込み、それなりに楽しんで学校生活を送っていた。
友達も出来、順調な学校生活をスタートさせていた。
ある日の夕方。
この日、忍は同じクラスの女子・滝本美緒と一緒に、週一度の校外清掃活動をしていた。生徒会傘下の美化委員にクラスから選出された二人は、他のクラスの生徒達と共に、学校周辺のゴミ拾い活動をしていた。
面倒だと思いながらも、『週に一回だから仕方ないか』と諦め、黙々と作業をしていた。
活動終了直後、強烈な雨が降り始めた。
梅雨の時期特有のじめじめした感じが更に増し、蒸し暑ささえ感じる様になっていた。
クラスに戻った二人は、完全に陰っている空を恨めしく見ながら、会話を交わす。
美緒「堀口君はこのまま帰る?」
忍「う〜ん…どうしようか迷ってんだ。今日は歩きだったから、傘は有るんだけど…何か今から帰ってると、アホみたいに濡れそうだし…」
美緒「確かに…分かる」
忍「天気予報じゃあ、単なる通り雨って言ってたから、学食で待つかなぁ…」
美緒「そうねー…わたしも一緒に良いかな?」
忍「うん。構わんよ」
美緒「じゃあ一緒に行こ?」
忍と美緒は、高校側の校舎から少し離れた、高校大学共用の学食まで行った。
ようやく学校にも慣れ、クラスにも溶け込み、それなりに楽しんで学校生活を送っていた。
友達も出来、順調な学校生活をスタートさせていた。
ある日の夕方。
この日、忍は同じクラスの女子・滝本美緒と一緒に、週一度の校外清掃活動をしていた。生徒会傘下の美化委員にクラスから選出された二人は、他のクラスの生徒達と共に、学校周辺のゴミ拾い活動をしていた。
面倒だと思いながらも、『週に一回だから仕方ないか』と諦め、黙々と作業をしていた。
活動終了直後、強烈な雨が降り始めた。
梅雨の時期特有のじめじめした感じが更に増し、蒸し暑ささえ感じる様になっていた。
クラスに戻った二人は、完全に陰っている空を恨めしく見ながら、会話を交わす。
美緒「堀口君はこのまま帰る?」
忍「う〜ん…どうしようか迷ってんだ。今日は歩きだったから、傘は有るんだけど…何か今から帰ってると、アホみたいに濡れそうだし…」
美緒「確かに…分かる」
忍「天気予報じゃあ、単なる通り雨って言ってたから、学食で待つかなぁ…」
美緒「そうねー…わたしも一緒に良いかな?」
忍「うん。構わんよ」
美緒「じゃあ一緒に行こ?」
忍と美緒は、高校側の校舎から少し離れた、高校大学共用の学食まで行った。