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ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇

Γねぇ、楓。今一番辛いのは誰?達巳君でしょ?彼女のあんたがしっかりしないでどうすんの?葬式みたいな顔辞めてよ」

Γ……ごめん」

Γとにかく、あんたが探すの止めたってあたしは止めない。あたしの気が治まらない!卑怯な犯人をあたしは捕まえてやる」

Γそうだよね。あたしも探す。ごめん、弱気になって」

そう言うと摩耶はあたしの頭を優しく撫でて、無理だけはするなよって言ってくれた。

どうしても、辛くなったらあたしに任せてあんたは待っときなって。

こんなにも、優しい友達を持てた事にあたしは心の中で感謝した。









達巳とは、謹慎中もメールや電話で連絡していた。

犯人探しをしていると伝えたら、もういいよって言ってくれたけど、それでもあたしたちは止めなかった。

写真部の生徒は、ほとんどが皆、知らないと言っていたが最後の一人、部長の安西という生徒が口を割った。


Γ俺は、脅されて写真をすり替えたんだ。こんなことしたくなかったけど、やらなきゃ殴るって言われて…」

Γ情けない、男なら一発でも二発でも殴られたって大丈夫や!で、あんたを脅したのは誰?」

摩耶、さすがに殴られるのは男の子でも嫌だと思うよ?

そう思いながら、続きの言葉を待った。

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