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第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇

Γ俺を脅したのは………絶対俺が言ったって言わないでくれる？」

Γ早く、言えよ！チキンだな！」

Γだって、怖いんだよ！体格だって、全然違うし！」

Γ今、あたしに殴られるのとどっちがいい？」

摩耶が握りこぶしを掲げて、安西に向かって拳を突き当てる素振りをすれば、ひぃっと奇声を上げた。


Γお、俺を脅したのは三年二組の郷田俊樹！」



























嘘…………。













Γおい、楓！郷田俊樹探すぞ！っておい、聞いてる？」




何で？

達巳とは関係ないでしょ？

何で郷田俊樹が、達巳の写真を展示したの？



Γ楓！おいっ！大丈夫か！」








どこまでも、あたしを苦しめるんだね。

神様は、最高に意地悪だ。