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ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇




あれは、入学してすぐの頃だった。

まだ友達も出来ないままのあたしは一人、移動教室に向かうため廊下を歩いていた。

二年生の教室から近い場所にその教室があり、廊下は二年生で溢れていた。

その人混みをかわしながら歩いていると、一人の男子生徒とぶつかった。

Γすいません」

Γあ?わりぃ」

これが、郷田俊樹との初めての会話だった。

そして、それが全ての始まり………。

Γなぁ、お前。放課後空いてる?」

Γ……え、はい」

Γじゃあ放課後、三回の空き教室に来て?待ってるから」

それだけ言うと、郷田俊樹はまた輪の中に入っていった。

スラリとした長身、短髪で口は悪いがモテそうなルックス。

周りの女子生徒も、郷田俊樹と話していたあたしに対して、いいなぁ~という言葉をヒソヒソかけていた。

あたしはと言うと、何故、放課後に呼び出されたのか分からないままで、偶然ぶつかっただけなのにイチャモンでもつけられるのではないか、というネガティブ思考に陥っていた。

チャイムがなり、急いで教室に入る。

授業が始まっても、頭の中は郷田俊樹のことでいっぱいだった。


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